ソバの産地、熊本県阿蘇市波野で、台風などに強い新たな品種の試験栽培が進んでいます。

阿蘇市波野では、涼しい気候を利用して約20戸の農家が43ヘクタールでソバを栽培しています。

波野のソバは風味豊かで粘りもあり、熊本県内有数の産地ですが、雨風の影響を受けやすく、収量が安定しないことが課題だといいます。

そこで波野そば生産組合は、阿蘇市や県などと協力して波野の気候や土壌に適した新たな品種の試験栽培を2年前に始め、今年(2025年)に試験栽培する4つの品種の種を8月4日に撒きました。

組合は11月に収穫したうえで収量や味を比べ、ブランド価値を高められる品種を見つけたいとしています。