アメリカのトランプ大統領は、側近の特使が今週の6日か7日にもロシアを訪問すると明らかにしました。ウクライナとの停戦に応じるよう、迫るものとみられます。

アメリカ トランプ大統領
「ウィットコフ特使は水曜(6日)か木曜(7日)におそらくロシアに行くと思う」

トランプ大統領は3日、ウィットコフ特使のロシア訪問についてこのように述べました。

トランプ氏は8日までにロシアがウクライナとの停戦に応じなければ、高い関税など追加の制裁を科す考えを示していて、ウィットコフ氏は期限が近づく中、ロシア側に改めて停戦を迫る方針です。

また、トランプ氏は解任を指示した雇用統計の担当局長について、「今後、3日か4日以内に」後任を発表すると明らかにしました。

トランプ氏は先週発表された雇用統計で、5月と6月の就業者数の伸びが大きく下方修正されたことについて、「不正に操作された」と根拠を示さずに主張。解任指示をめぐっては、専門家らから「経済統計への信頼を失わせる」と批判が出ていますが、この日も「詐欺だと思う」と改めて主張しました。