お墓を訪ねる石川の人も そして隣には同郷の木村庄之助が

東京都江東区の重要文化財のひとつでもある阿武松の墓ですが、今でも訪れる相撲ファンは多いとのことです。

玉泉院・井上慶亮住職「大の里の活躍で来られた方がおそらく2~3名いらっしゃると思います。同じ石川県なので『勝たせてください』というご祈願のつもりで来られている方も」

そして、阿武松の墓の隣は石川県珠洲市の出身とされる第13代木村庄之助の墓があります。

阿武松の墓の右にある小さな墓には第13代木村庄之助が眠る

玉泉院・井上慶亮住職「庄之助は阿武松の後の方なので、阿武松がいるのでお隣にという可能性はおおいにあると思います。同郷の出身なので」

相撲どころ・石川が生んだ角界の偉人の遺徳をしのぶ場ともいえる玉泉院。

石川が生んだ名横綱は、相撲のメッカ・両国の近くで大の里のこれからの活躍を静かに見守っているに違いありません。

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