3日、原爆の日を前に爆心地近くの小学校で原爆死没者の慰霊式典が開かれました。

広島市中区の広瀬小学校では、児童や地域住民が黙祷した後、児童代表が平和の誓いを述べました。

児童代表 平和への誓い
「平和は誰かが与えてくれるものではなく、私たち1人1人が作っていくものだと思います。今できることから一歩ずつ行動していくことを誓います。」

爆心地からおよそ1キロに位置する広瀬学区では、原爆による死没者が約5000人に上り、毎年慰霊祭が行われています。

被爆者・吉森巖さん
「慰霊碑は私が委員長の時に建立したので、足が悪くても頑張ってお参りしようと思う」

広瀬小学校 岩本ゆか校長
「広瀬で育つ子どもたちにとって、とても大事な慰霊祭なので、今後も大事にしていきたいと思う」

児童たちは折り鶴を奉納し犠牲者の冥福を祈っていました。