戦時中、細菌兵器を製造し人体実験をしていた旧日本軍の「731部隊」を題材にした映画が中国で急遽、公開延期となっていた問題で、この映画の公開予定日が9月18日になったことがわかりました。
中国で公開が延期されているのは、日中戦争中に旧満州、今の中国東北部で細菌兵器を製造し、人体実験を行っていた旧日本軍の「731部隊」を題材にした映画です。
中国メディアによりますと、この映画は吉林省出身の監督が2017年から製作を開始。1人の人物の波乱に満ちた運命を通じて、「731部隊」の罪を暴くストーリーです。
「731」にちなんで7月31日に公開される予定でしたが、中国国営の中央テレビによりますと、この映画の新たな公開日が9月18日に決まったということです。
ただし、映画の公開が延期された理由については明らかにされていません。
中国のチケット販売サイトでは、「この映画を見たい」という人が380万人を超えていて、現在も映画の注目度ランキングで1位になっています。
映画が公開される予定の9月18日は、94年前、満州事変の発端となった「柳条湖事件」が起きた日で、反日感情が高まりやすい日とされています。
去年は、広東省深セン市で日本人学校に通う児童が通学中に襲われ死亡する事件が発生しました。
北京の日本大使館は、「抗日関係の映画公開やイベントなどで反日感情の高まりに特に注意する必要がある」として、中国に滞在する日本人に対し「大声で日本語を話さない」「集団で騒がない」など安全確保に努めるよう警戒を呼びかけています。
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