北アルプスの立山連峰で、真夏にもかかわらず冬の羽毛をまとったような白いライチョウが発見されました。見つけたのは地元の温泉宿支配人で、1年以上この個体を追い続け、七夕の日に撮影に成功。専門家によると、これは外敵に狙われやすく成鳥まで育つのが難しい「白化個体」の可能性が高く、極めて珍しい事例とされています。

この夏、まるで冬の姿のような白い雌のライチョウが発見したのは、立山町の温泉宿「雷鳥荘」の中橋幸一支配人(45)です。

中橋さんは日頃からライチョウの撮影をしていて、去年、白い羽毛のヒナを見かけたことから、成長したこの個体を写真に収めようと、長い時には1日で15時間もカメラを構えていたといいます。

ライチョウは羽の色が年に3回変わるとされる

そして7月7日、中橋さんは雷鳥沢周辺で探し求めていた白いライチョウに再会し、採食している姿などの撮影に成功。おりしも七夕の日に、運命の再会を果たしました。

ヒナだった去年に見かけた以来の再会…