被爆80年の今年、朝鮮半島出身の被爆者を追悼する集会が2日、広島市で開かれました。

集会は、広島で被爆した朝鮮半島全体の出身者を追悼するためのものです。

被爆80年と、広島県朝鮮人被爆者協議会の設立50年の節目にあたって今回、初めて開かれました。

会には、朝鮮半島出身の被爆者や遺族のほか、県被団協の箕牧智之理事長ら112人が参列し、花を手向けました。

広島県朝鮮人被爆者協議会 金鎮湖会長
「原爆投下の被害に遭われたすべての同胞と、ご遺族の方々に深い哀悼の意を表したいと思う」

被爆者 朴玉順さん
「亡くなられた方が成仏してくだされば良いと思いますし、これからも若い人たちに継いでもらいたいと思います」

広島県朝鮮人被爆者協議会では「今後も被爆者の意思を語り継ぐ活動を続けていきたい」としています。