広島市の交通ネットワークの利便性向上が期待される、広電の駅前大橋ルートが3日開業するのを前にセレモニーが行われました。

セレモニーは、平和の象徴「白」を基調にした「ミナモア」の中央広場で開かれました。駅ビルの2階に路面電車が入るのは、日本初だということです。

広島電鉄 仮井康裕社長
「被爆で焦土と化した広島で、3日後に路面電車を走らせた広電スピリットを忘れることなく、新たな挑戦を進めていきたいと思います」

出席した広島市の松井市長は、「新たな景色は広島市の誇りになる」とあいさつしました。開業で広島駅から紙屋町・八丁堀や広島港方面への所要時間は、現在より4分ほど短縮されます。

Rの中央改札と路面電車のホームの間は段差がなく、1分程度で行き来できるということです。3日の始発から、このターミナルで電車が発着することになります。