アメリカ・フロリダ州でEV大手テスラの運転支援システムを搭載した車で起きた死傷事故をめぐり、連邦地裁はテスラに日本円でおよそ360億円の損害賠償を命じました。テスラの運転支援システムをめぐる訴訟で賠償が決まったのは初めてです。
これは2019年に発生した事故をめぐるもので、運転手はテスラの運転支援システム「オートパイロット」を搭載した「モデルS」を一般道で走行中、時速およそ100キロで前方に停まっていた車に衝突しました。衝突された車が男女2人をはね、女性が死亡。
テスラ車の運転手は携帯電話を見るなどしていたということです。
遺族らが損害賠償を求めていた裁判で、フロリダ州の連邦地裁は1日、テスラにも一部責任があると認め、あわせて2億4300万ドル、日本円でおよそ360億円の損害賠償を命じました。
ロイター通信によりますと、テスラの運転支援システムをめぐる訴訟で賠償が決まったのは初めてで、原告側弁護士は「テスラはオートパイロットを高速道路専用で設計したにもかかわらず、一般道での使用を制限していなかった」と指摘しました。
テスラは控訴する方針だということです。
注目の記事
「開かずの扉」はなぜ開いたのか? 森友文書17万ページ“奇跡の開示”の舞台裏 石破前総理・加藤前財務大臣らが証言【報道の日2025】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

免許証には「12月28日まで有効」届いたハガキの更新期限は「1月5日」免許センターまで車で行くと違反?警察に聞いてみると…

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開









