先月、福岡県大牟田市にある化学工場で有毒ガスが漏れ出した問題で、今年4月にも同じ工場で有毒性のある臭いが発生していたことが分かりました。
この問題は、先月27日夜、大牟田市の三井化学大牟田工場で、亀裂が入った配管から塩素系のガスが漏れ出し、周辺住民など、のべ155人が医療機関を受診したものです。
その後の取材で、同じ工場の別のプラントで、今年4月にも有毒性のある臭いが発生していたことが分かりました。
当時、作業中だった協力会社の男女5人が病院に運ばれましたが、症状は確認されなかったということです。
三井化学は、「有毒ガスが漏れたかについては回答しないが関係官庁に適切に報告して対応した」としています。