中国とロシアの海軍による合同演習が1日、日本海で始まりました。

中国国防省によりますと、「海上連合2025」と名付けられた演習は、ロシア・ウラジオストク付近の日本海の海域と空域で5日まで行われます。

中国からはミサイル駆逐艦や補給艦などが参加し、対潜水艦作戦や対空ミサイル防衛、救助訓練などが行われ、演習の終了後には太平洋で合同巡航パトロールも行うとしています。

ロシア側の発表によりますと、潜水艦も参加するということです。

演習の目的について「西太平洋の安全保障の脅威への共同対応」としており、アメリカを念頭に置いたものとみられます。

ただ、中国国防省の報道官は「演習は第3国を対象としたものではなく、国際情勢や地域情勢とは無関係だ」と主張しています。

今回の演習はロシアと中国の軍事的連携を深めるとともに、アメリカなどをけん制する狙いがあります。