8月の食品衛生月間に合わせて、高知市で食中毒を予防するための啓発イベントが開かれました。

イベントを開いたのは高知市食品衛生協会です。30年以上前から食中毒予防の活動に取り組んでいて、イベント会場には初めて学習パネルを設置しました。食中毒は細菌やウイルスなどが付いた食べ物や飲み物を飲食することで腹痛や下痢、おう吐といった症状を引き起こし、重症化するおそれもあることから手洗いや食品を十分に加熱する大切さなどが説明されています。

このほか魚介類に寄生する「生きたアニサキス」も展示されていて、訪れた人たちは協会員のアドバイスに耳を傾けていました。

(協会員)
「(アニサキスは)内臓に多いね。だからハランボを食べる時に気をつけないかん」

(小学生)
「手洗いのあとに手を拭くのはタオルよりもペーパータオルが良いと分かったので、できたら使いたい」
(母親)
「子どもも見やすい展示になっているので、子どもも一緒に気をつけられるようになると家庭でも助かります」

(高知市食品衛生協会 小笠原晃男 会長)
「よく手洗いをする。食品の温度管理をする。食中毒菌が付いても十分加熱して食べる。この3つを守ってもらえればかなりの食中毒は防げるので、重点的に守ってもらえればと思う」