道路の安全に大きくかかわる「区画線」と呼ばれる白いライン。誰がどのように引いているかご存知ですか?その技術の高さを子どもたちが目の当たりにしました。

高知市で行われたのは道路に白線などを引いている「ラインマーカー」という仕事を学ぶイベント。作業時間が20分から30分ほどととてもスピーディーなため目にする機会が少ない仕事で、8月1日は3組の親子が参加しました。

作業スピードの秘密は特殊な塗料!原料の粉には主に「ナフサ」という石油製品の一種が使われています。200℃まで加熱されて液体になった塗料は、道路上でおよそ60℃まで下がると自然に固まります。夏場は3分、冬場は1分程度とあっというま。

塗料が高温なため子どもたちが行ったのは線の下書きだけですが、下書き通りに引かれた真っ白な線を見た子どもたちはその技術の高さに興味津々な様子でした。

(参加者)
「楽しかった。見るのが」

(参加者)
「(Q.ラインマーカーの仕事は)知らなかった。なんかすごいと思った」

(参加者)
「普段毎日目にしている道路のラインをどうやって引いてるかという仕事の内容も分かった。なかなか普段経験できないことを子どもが経験できてとても良かった」

(全国道路標識・標示業四国協会 高知県支部 奥田正史 総務委員長)
「(ラインマーカーは)非常にニッチな仕事で、橋を作るとか道路を作っていく仕事ではないが、子どもより大人の反応がすごく良くて、我々の仕事を知ってもらえただけですごくうれしかった」

消えているラインは危険なため協会は「見つけたら県か市町村役場に伝えてほしい」としています。