福岡県内では今年、建設現場で発生した事故で8人が亡くなっていて、去年1年間の死亡者と同じ数となっています。
こうした事態を受け、福岡労働局は1日「非常事態宣言」を発令しました。

1日午前、福岡労働局の千葉局長が建設業の関係団体に作業現場で安全総点検を実施するなど死亡事故防止に向けた対策を図るよう要請しました。

福岡県内では今年、建設現場で発生した事故で8人が亡くなっていて、先月は久留米市で解体工事中の建物が倒壊し、作業員2人が死亡しています。

すでに去年1年間の死亡者と同じ数になっていて、福岡労働局は1日、「死亡災害根絶非常事態宣言」を発令しました。

福岡労働局 千葉登志雄 局長
「事業所の皆さんがそれぞれの立場で取り組んでもらうことも大事、ですし、関係者が一丸となって動きを強めていく」
福岡労働局による「非常事態宣言」の発令は初めてだということです。