「P&Gジャパン」が販売していた防カビ剤について、「お風呂に置くだけで黒カビを防ぐ」などとする表示に合理的な根拠がなかったとして、消費者庁が再発防止などを求める措置命令を出しました。

消費者庁によりますと、「P&Gジャパン」は2023年7月まで販売していた防カビ剤「ファブリーズお風呂用防カビ剤」のパッケージで、「お風呂に置くだけで黒カビを防ぐ」「防カビ効果は約6週間持続」などと表示していました。

しかし、消費者庁が提供を受けた資料を確認したところ、設置しただけでカビを防ぐという根拠は認められなかったということです。

こうした広告が景品表示法違反に当たるとして、消費者庁はきょう、「P&Gジャパン」に再発防止策などを求める措置命令を出しました。

「P&Gジャパン」は、「措置命令を厳粛に受け止め、製品における適正な表示に努めてまいります」などとコメントしています。