8月1日、富山県滑川市の夏の風物詩、巨大なたいまつに火をつけ海に流し無病息災を願うネブタ流しが行われました。

激しく燃えながら滑川市の中川原海岸に浮かぶ10基のネブタ。ネブタとは藁をムシロに包み、竹で束ねた高さ5メートルから6メートルの大きな松明で、これをイカダにのせて燃やすことで労働の意欲を妨げる夏の眠気や病気を火と水で消し去ろうという伝統行事です。

このネブタ流しは150年以上続き国の重要無形民俗文化財に指定されています。

大きな火の粉を落としながら燃えるネブタに子どもたちは

地元の子供:「ちょっと怖かった」「お父さんが出てたから頑張ってるなって思った」

夕日が海を照らす中、地域の人たちは炎につつまれたネブタにそれぞれの願いを託しているようでした。