7月31日午後6時40分ごろ、山口市徳地串の中国道上りで、走行中の乗用車がクマと衝突しました。
県警高速隊によると、乗用車を運転していた男性(30代)から「クマとぶつかった」という内容の通報がありました。運転していた男性はすり傷程度の軽傷で、同乗者の男性(30代)にけがはありませんでした。クマは成獣とみられ、乗用車は前面が大破し、自走できなくなったということです。このころクマは中央分離帯付近で、移動せずにうずくまって、わずかに動いているように見えたと言います。
夜になって安全に対応できないことや、現場近くには民家があり、山に逃げ込る可能性も考えられることなどから、中国道上り・山口-鹿野IC間と、下り・鹿野-徳地IC間を通行止めにして、警察官が一晩見張りました。夜が明けた8月1日午前5時ごろ、警察や市の関係者、地元猟友会など関係者が現場に行き、クマが死んでいるのを確認。撤去したということです。
高速道路の通行止めは午前6時20分ごろ、解除されました。