高知県いの町の中学校で、初めて“アニメ制作”を学ぶ教室が開かれました。

高知県は、県内の小中学生にアニメ作りを学んでもらい、将来の仕事を選ぶきっかけにしてもらおうと、31日、「アニメ教室」を初めて開きました。

実施されたのは、いの町の伊野中学校で、教室には文芸部に所属する15人が参加しました。

講師は、高知県内や海外でもアニメーション教育を行っている大月町在住のまさきまゆこさんで、まさきさんは「アニメーションの世界では、現実で出来ないことを実現できる」と生徒に伝えました。

生徒たちが実践したのは「コマ撮りアニメーション」。紙で作ったキャラクターや木の実などを少しずつ動かしながら、タブレット端末を使って何枚も写真を撮り、それらをアプリで繋げて“命”を吹き込みました。

そして、生徒たちがジャンプしたりノートをこすったりして、映像に合う効果音を作るなどして、“アニメーションの世界”を完成させていきました。

◆参加した生徒
「アニメを見ているときは『簡単に出来そうだな』と思っていたが、実際にやってみたら、けっこう時間がかかって難しい」

◆参加した生徒
「今まで、普通のシンプルな絵しか描いたことがなかったので、新たな挑戦をして、卒業までにいい作品を作りたいなと思いました」

普段は個人での作品作りが多い文芸部ですが、今回は協力して1つの作品を制作する楽しさを学んだようです。