ガソリン販売価格の調整=カルテル疑惑を認めた県石油商業組合に対し阿部知事は「コンプライアンスの意識が決定的に欠如している」と厳しく批判し追加の報告を求める考えを示しました。
ガソリン販売価格を事前に調整していたカルテル疑惑を巡り今週28日、県に報告書を提出した県石油商業組合。
報告では組合員の間で価格調整の連絡があったことを認め、コンプライアンス委員会の設置など、再発防止策を講じるとしました。
報告について阿部知事は31日の会見で次のように述べました。

阿部知事:「どのような対策をいつまでにどうやって進めるのか、ほとんど言及がない。具体的な内容を示すことが必要」
一方、価格調整の連絡について組合の幹部は「把握していたものの、違法性を認識していなかった」とした点に対しては。
阿部知事:「コンプライアンス意識が決定的に欠如している。深刻な問題だと受け止めざるを得ない。どこまで信頼していいのか、今の状況では極めて不明確」

その上で、阿部知事は組合に対し、追加の報告を早急に求める考えを示しました。