富山市が検討している家庭ごみの有料化。市の基本方針が示されました。

31日開かれた環境審議会では、市の廃棄物対策課が家庭ごみの有料化の基本方針を委員に説明しました。

基本方針では、燃やせるごみと燃やせないごみを有料化の対象とし、専用のごみ袋を購入してもらうことで廃棄物処理の手数料を徴収するとしています。

専用のごみ袋は10から45リットルの4種類で、手数料は1リットルあたり1円程度。大人2人、子ども2人の標準世帯では年間3600円程度の負担額になる試算です。

一方、負担軽減措置として生活保護受給世帯に一定数の専用ごみ袋を配布するほか、子育て世帯への支援を目的に紙おむつは有料化の対象外とします。

市は有料化によりごみの減量化や資源化の推進が期待できるとしていて、2026年度に条例改正や住民説明会を行い、2027年度からの有料化実施を目指す考えです。