31日午前6時30分ごろ、豊見城市で撮影された映像では、水路の上流に向かって逆流する様子が確認できます。

那覇市では6時38分に津波が観測されていて、その影響によるものとみられます。

動画の撮影者は「初めて見てびっくりしました。あっという間に上がっていく感じでした」と話しています。

沖縄地方に約25時間にわたって発表されていた津波注意報は午前10時45分に解除されました。

沖縄気象台は若干の海面変動に注意するよう引き続き呼びかけています。

那覇市の泊港では31日午前、那覇と周辺離島を結ぶ海の便に欠航や運航見合わせが相次ぎ、ターミナルは一時混雑していました。

▼仕事で座間味島へ行く男性
「台風ときのうの津波で4~5日ずっと足止めされています。欠航の後は余計混むんですよ。2~3日くらいは材料を運べない状態が続くかなと思います」

津波注意報の解除にともなって、午後には運航する便が増え、臨時便も設けられました。

奈良からの観光客
「6時間くらい待ちました。うれしいです、やっと行ってきます」

また、石垣市の離島ターミナルでは、津波注意報が解除されると、利用客が次第に集まり、竹富島行きの便は満席となっていました。

▼竹富町在住の高齢者
「買い物ののため(竹富島から)9時半に来て、1時に帰る寸前でこれです。今朝1便がでるのも分からなかった」

▼観光客
「きのう(西表の)小学校に避難しました。どうすればいいのか分からなくて急に津波と言われても高いところわからないし」

夏休みシーズンともあって運航再開が決まると、家族連れなど多くの笑顔が見られました。