熊本市動植物園で7月17日、絶滅危惧種に指定されているマサイキリンの赤ちゃんが産まれました。国内での飼育は、この赤ちゃんで10頭目です。
7月29日から時間限定で一般公開されています。

一般公開が始まったメスの赤ちゃんは、園で飼育されていた「秋平(オス)」と、「コナツ(メス)」の子どもです。飼育環境に慣れるための訓練を重ねながらすくすくと成長し、健康状態も安定しています。
来園者「キリンの子どもを見たくて来ました。永久保存版で印刷して家に飾りたい」
飼育員に興味を持って近付いていく好奇心旺盛な性格は、父親の「秋平」譲りなんだとか。
飼育員 柴田勇己さん「産まれたときから元気な子で、よく走り回り、お母さんの真似をして枝を食べようとする様子も見られる。まだ母乳の時期ですが」

母親の「コナツ」の妊娠にいち早く気が付いたという女の子は、首を長くして赤ちゃんの誕生を待っていました。
女の子「小さいし、お母さんの後ろをたくさん追いかけて走っていて可愛い」
飼育員 柴田勇己さん「なかなか家族3頭でいるのは見ることができないので、夏休み期間だけではなく、終わってからも全国から見に来ていただけたらと」
気になる赤ちゃんの名前は?
赤ちゃんの名前は、園が考えた5つの候補の中から来園者の投票で決まるということです。夏生まれなので、どれも「夏」の字を使った名前です。
【名前の候補】
①心夏(ココナツ) ②凛夏(リンカ) ③来夏(ライカ) ④夏季(ナツキ) ⑤夏愛(ナツメ)
投票は8月11日まで、園の正門に設置した投票箱で受け付けています。