豚は汗をかいて体温調節できない

豚は汗腺が退化していて人間のように汗をかいて体温を調節することができません。
このため暑さに非常に弱く、夏場は繁殖がうまくいかずに出荷頭数が減ったり、体重が増えず小さいまま出荷されたりするケースが増えます。

さらに、夏は水を多く飲むため、肉の締まりも悪くなる傾向にあるといいます。
井上ピッグファーム 井上博幸 代表
「スーパーに行った時にトレイの中に肉入っているが、締まりが悪いとドリップ、血みたいなのが出ていますよね、あれがあるんですよ」
かさむ電気代 月に40万円増加

一般的な大きさの豚の場合、豚舎の中の適温は23℃~24℃。
井上さんは豚が大きく育つよう温度管理に特に気を配っていますが、その分、電気代の負担も大きくなります。

井上ピッグファーム 井上博幸 代表
「電気代が過去最高ですね6月。220万円です。6月だけで。通常は180万円くらいです、それが40万円アップしました。7月もっとあがると思います。10月になれば少しは良くなるかもしれないかなとおもいますが9月までは覚悟ですね」