連日の暑さにより野菜や果物など農作物にも様々な影響が出ています。
直売所や生産者は、今の暑さの影響が夏だけにとどまらず、秋以降も続くのではないかと懸念しています。
モモは糖度アップ

福岡県朝倉市の農産物直売所「三連水車の里あさくら」には、夏野菜のナスやピーマン、オクラにきゅうりなどが並んでいました。
生産者が水やりを丁寧に行っているため、出荷量は例年と変わらず安定しているということです。
そして、今、旬を迎えているモモには、今年の天候が良い作用をもたらしていると言います。

三連水車の里あさくら 牧下修二 館長
「桃に関しては、今年梅雨明けが早くて天候がいいので、糖度が高く今年は出来上がっています」
モモは雨によって水分を吸収して、糖度が低くなることがあります。
今年は梅雨明けが早かった分、甘~いモモが出回っているということです。
秋野菜は発芽が遅れるおそれも
一方で懸念されているのが、秋野菜への影響です。

三連水車の里あさくら 牧下修二 館長
「今、日中の気温が40℃近くある。土の中はもっと気温が高いので、種をまいても発芽しないということで、秋野菜がちょっと遅れるんじゃないかということを懸念しています」