防災に対する知識を深めました。
宮崎県内の中高生が宮崎市青島で防災をテーマにしたフィールドワークに臨みました。

宮崎市青島でフィールドワークを行ったのは、五ヶ瀬中等教育学校の生徒と日南高校の生徒あわせて15人です。

生徒たちは28日から青島に滞在して、避難訓練などに取り組んでいて、29日は地元住民らを対象に、去年8月に発生した日向灘を震源とする最大震度6弱の地震から1年経って防災意識に変化があったかなどを聞き取りました。

「パニックにならないように迅速に避難できるようにという訓練を強化している」

(参加した生徒)「去年の地震が起きてから地域住民の意識が変わったなというところは思います」

(九州大学・杉山高志 准教授【防災心理学】)「多くの住民が防災について積極的にお考えだということがよく分かった。その一方で南海トラフ地震臨時情報について具体的に何をすればいいかであるとか、巨大地震注意と巨大地震警戒と2種類であるとか、そういった細かなところまで理解が不十分であることもよく分かった」

こうしたフィールドワークを通して、生徒たちは将来的に地域防災で重要な役割を担うことが期待されています。