地域活性化を目指し、新たな商品、大手航空会社と高知県梼原町の団体が、ブランド牛を使った「ビーフシチュー」を共同開発しました。
梼原町商工振興協同組合と日本航空は、日本航空の「ふるさとプロジェクト」の一環で、梼原町の特産品「土佐黒牛ゆすはら牛」を使った「ビーフシチュー」を2024年夏から開発してきました。そしてこのほど完成し、29日に高知龍馬空港で“お披露目会”が開かれました。

「ビーフシチュー」はレトルトのパッケージで、深いコクが味わえる「土佐黒牛ゆすはら牛」の“すね肉”が、1袋あたり約90g入っています。「牛肉の“うまみ”を最大限に引き出すため、すね肉と赤ワインのバランスを取るのが難しかった」といいます。
◆遠藤弥宙アナウンサー
「肉が大きくて、ずっしりと重いです。柔らかくて、肉の“うまみ”がシチューにも溶け込んでいます。おいしいです」
梼原町商工振興協同組合と日本航空は、ビーフシチューをきっかけに地域活性化を目指します。
◆梼原町商工振興協同組合 長山和幸 代表理事
「梼原は高知市からも遠く、公共交通機関もなかなか便がありません。なかなか行く機会がない人が高知市に住んでいる人でも多いです。そういう人たちが、まず食べて、そして来ていただいて、“循環”が生まれたらおもしろいと思っています」
◆日本航空高知支店 山中謙治 支店長
「まだまだ高知には良いものがいっぱいあるので、食べ物、あるいは場所、そのような部分を少しでも多くの方に知らせていくことが、我々としては地域活性化につながる一番の“命題”だと思っています」
「ビーフシチュー」は、高知龍馬空港の売店や、「道の駅ゆすはら」、高知市の「とさのさとアグリコレット」などで販売されているほか、日本航空のショッピングサイトでも販売される予定です。