熊本県内には「食中毒警報」が継続中です。

食中毒警報は、最高気温35℃以上の猛暑日が1週間続くと予想され、不適切な食品の取り扱いによる食中毒の発生リスクが極めて高くなったときに自治体が発表するものです。

2025年は7月22日に最初の警報となり、2019年に運用が始まって以来、最も早く出されました。

熊本県内では、2025年に入って、29日までに食中毒が8件、患者が97人と、すでに2024年を上回るペースです。

【食中毒発生状況】熊本県まとめ
2025年8件97人(7月29日まで)
2024年8件114人

食中毒警報は、出されてから7日間が有効で、当日の朝、猛暑日にはならないと予想された場合に自動的に解除されますが、気象台によりますと、少なくとも向こう1週間も猛暑日が続く見込みだということです。

熱中症に加え食中毒も警戒が必要です。

【家庭における食中毒予防】熊本県ホームぺージから
・加熱する食品は中心部まで十分火を通しましょう。
・冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
・調理した食品は早く食べ、室温で長時間放置した場合は思い切って捨てましょう。
・行楽時には、食べ物(弁当など)を前日から作り置きしたり、車の中や直射日光 の当たる場所に長時間置いたりしないようにしましょう。
・手に傷のある人は、手袋をするなどして、おにぎり等食品に直接手で触れないようにしましょう。

【食品衛生のルール】熊本県ホームぺージから
・食中毒防止の3原則は、細菌を(1)「つけない」、(2)「増やさない」、(3)「やっつける」です。
・調理する人は、調理前や汚染があった都度、必ずよく手を洗いましょう。
・調理場は整理、整頓し、清潔な服装で調理に従事しましょう。
・新鮮な原材料を用い、適切に温度管理しましょう。
・包丁、まな板などの調理器具やふきんを清潔にしましょう。
・ゴキブリ、ハエ、ネズミの駆除を徹底しましょう。
・調理は迅速に、作り置きはしないようにしましょう。
・冷蔵庫の過信は禁物です。詰めすぎず、庫内温度は常に10℃以下に保つようにしましょう。