贈り物として人気のミカン「ハウスデコポン」と「美娘(みこ)」が出荷のシーズンを迎え、初競り式が行われました。

「ハウスデコポン」は大分県杵築市や津久見市などで栽培され濃厚な甘さが人気です。「美娘」は杵築のブランド品種で、鮮やかな見た目とジューシーな味わいが特長です。

18日は大分市の市場で生産者らが集まり、初競り式が行われました。今年は台風の影響が少なく味も良く仕上がり、初競りではハウスデコポンが1キロあたり1192円、美娘が1403円と例年並みの価格で取引されました。

(県柑橘研究会・木村房雄会長)「糖のバランスが非常に良くてとっても甘くてジューシーに仕上がっています。コロナ禍の中で故郷に帰って来られない、そういった方々に故郷をしっかり思い出してもらい食べてほしいと思います」

「ハウスデコポン」と「美娘」は合わせて170トンあまりが大分県内をはじめ、関東や関西へ主に贈答用として出荷されます。