20日に開票された参議院選挙の敗北で、衆参ともに少数与党となった自由民主党の党本部で28日、『両院議員懇談会』が開かれました。
石破総理に対して“退陣”を求める声が相次ぐなか、新潟県関係の国会議員は何を語ったのでしょうか?

参院選で落選した議員を含む党所属の全ての国会議員が出席できる両院議員懇談会に、新潟県関係の国会議員も会場入りしました。

【斎藤洋明 衆院議員】
「総理1人が悪いわけではないんですが、ただ自民党は自ら改革をして政策も姿勢も正していく必要があると思っています。我々一人ひとりの国会議員にも責任があるわけですが、総理にはリーダーとして責任を取ってお辞めになっていただきたい」

午後3時半から開かれた会の冒頭で石破茂総理は、参院選での結果について謝罪。

「多くの同志の皆さまが議席を失うことになりました。深く心からお詫び申し上げます」

自民党内で早期の退陣を求める声があがるなか石破総理は、党勢の立て直しに向け「国民の声を聞くことが重要だ」としました。

「『自民党は我々の思いを分かったんだね』という得心を国民の方々にいただくことが重要。一切の偽りのない心で、嘘のない心で、国家国民のために尽くす。そういうような思いでこれから先、臨んでまいりたい」

出席した議員によりますと、懇談会では「政治空白をつくるべきではない」、「政治責任を取るべき」という両論が出たということです。