28日の宮崎県内は各地で真夏日となりましたが、宮崎市では涼しくなるお祭りがありました。
お地蔵さまに水をかけながら街を練り歩く「水かけ地蔵尊祭り」が開かれました。

(武澤直穂記者)
「30度を超える暑さの宮崎市内ですが、そんな暑さを吹き飛ばすお祭りが行われています」

およそ150年前から宮崎市中村地区に伝わる「水かけ地蔵尊祭り」。
子どもの健やかな成長や、水をかけることで火や水の災いを招かないよう願う夏祭りです。

28日は、地元の子どもたちから大人までおよそ200人が、お地蔵さまを乗せた山車を引きながら、街を練り歩きました。

沿道の人たちは、ホースやバケツを使って容赦なく水をかけます。

(沿道の人)
「(子どもたちが)丈夫に育つように」
「楽しい、喜んでくれるからキャーキャー言いながら」
「水も滴るいい女」

一方、参加者たちは・・・

「涼しくて楽しい」
「めちゃくちゃ冷たいけどとっても楽しい」
「気持ちいい」
「(Q.どのくらい気持ちいい?)1から10でいうと10!」

(水かけ地蔵尊祭り実行委員会 中原浩二実行委員長)
「(子どもたちに)こうやって楽しんでもらって、大淀の街に大きくなって帰ってきて、この祭りをずっと続けていってもらいたいなと思って頑張っている」

びしょ濡れになりながらも祭りを楽しんだ参加者たち。街には活気があふれていました。