くねくねと曲がった細長い雲。まるで龍が空高く昇っていくかのようにも見えます。視聴者の男性がRSKに投稿してくれた写真です。

撮影してから10分も経たないうちに、消えたそうですが、正体は何なのか?宮本気象予報士に聞いてみました。

(宮本大句見 気象予報士)
「あれはですね…飛行機雲ですね。いつも見ている飛行機雲とはかなり違うと思うんですが、上空が湿っていると、雲が残りやすいんですよ。そういう状況で残っていると、次第に形が崩れてあのような龍のような姿になったのかなと思います」

一方、虹色の龍のようにも見えるこちらの雲、太陽が高く上る時期に太陽光が雲の中の氷の粒で屈折する「環水平アーク」という自然現象によってこのように見えるそうです。

このほかにも、発達した積乱雲がそれ以上、上昇できず、水平方向に広がる、かなとこ雲など夏の空にはたくさんの不思議が詰まっています。

(宮本大句見 気象予報士)
「夏にしか見られない雲がありますし、ふとした時に空を見てほしいなと思います」