国境地帯での軍事衝突を続けているタイとカンボジアの首脳が、28日にマレーシアで会談する見通しであることが分かりました。対話を通じて停戦が実現できるかどうかが焦点です。

タイとカンボジアが領有権を主張し合う係争地では、24日から軍事衝突が始まり、双方で民間人ら170人以上が死傷したほか、20万人以上が避難しています。

こうしたなか、タイ外務省は27日、タイのプムタム首相代行とカンボジアのフン・マネット首相が28日にマレーシアで会談する見通しだと明らかにしました。

マレーシアのアンワル首相は24日、両首脳に直接、停戦を呼びかけ、両国は暫定的に同意したものの、合意にはいたらず、戦闘が継続していました。

停戦に向けては、アメリカのトランプ大統領も仲介する動きを見せていますが、国境地帯では依然として交戦が続いていて、緊張の緩和につながるかが焦点です。