2022年、運用が始まった線状降水帯予測情報について、気象庁は的中率が約23%だったと発表しました。東海地方では1度も的中せず、予測精度に課題を残す結果でした。
2022年、静岡県内に大きな被害をもたらした台風15号でも発生した「線状降水帯」。線状降水帯は、発達した雨雲が次々と発生し、直線状に並ぶ現象です。帯状に続くため、ほぼ同じ場所に長い時間、大雨を降らせ、災害をもたらします。
気象庁によりますと、運用を始めた6月以降、情報の発表後に実際に線状降水帯が発生したケースは13回中3回で、「的中率」は約23%。静岡県内を含む東海地方は2回発表され、いずれも「空振り」でした。
ただ、8月13日に伊豆半島に上陸した台風8号では、静岡県松崎町の河川がはん濫。線状降水帯は発生せず、「空振り」だったものの、防災上の効果がありました。
一方、9月の台風15号では、静岡県内に事前の情報発表はなく、「見逃し」に。全国では線状降水帯が発生した11回中8回が見逃しで「見逃し率」は約73%でした。
<気象庁 長谷川直之長官>
「このままの予測制度ではなかなか直接避難には結びつきませんし、まだ改善の余地があります」
気象庁は段階的に精度を向上させていく計画です。
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