全国から野球に打ち込みたい球児が集まる未来富山高校が26日、夏の高校野球富山大会で優勝し、県内の通信制高校として初の甲子園出場を決めました。エース江藤蓮投手を中心に強豪・高岡商業を13対7で下し、創部わずか8年目での快挙となりました。
通信制高校から甲子園へ、未来富山が県内初の快挙
「去年の夏、準決勝で負けてから僕たちの代で絶対甲子園に行くぞっていう思いでこの1年間頑張ってきた」。未来富山のエース江藤蓮投手は、念願の甲子園出場を決めた喜びをこう語りました。
未来富山は決勝戦で、2回表に1番・小林のタイムリーで先制すると、3回には打者一巡の猛攻で一挙6点を奪います。さらに6回には、4番を務めるエース江藤自らがホームランを放ち、試合を優位に進めました。
高岡商業は9回裏に4点を返す粘りを見せたものの、未来富山が13対7で勝利。県内の通信制高校として初めて甲子園出場を決めた歴史的瞬間となりました。
松井清吾主将は「富山県の代表として出場させていただくので、富山県の全校の思いを背負って必ず一勝でも多く長く野球します」と、甲子園での活躍を誓いました。