高知県芸西村のハウスでバナナの収穫が行われています。2025年が初めての収穫ということですが、生産者は別の野菜も栽培していて、二刀流の農家となっています。

たわわに実ったバナナを次々と収穫していくのは、國澤逸人さん。実は國澤さん、元々はナス農家!2024年、ナス栽培のかたわら、3アールのハウスにバナナの苗を植え、2025年、収穫の時期を迎えました。一体なぜ、バナナ作りを?

(國澤逸人さん)
「とにかく僕がバナナが大好きなので、自分で作ってみたいと思ったのがきっかけです」

バナナ好きの國澤さんが植えたのは、100本のバナナの苗。ぐんぐんと成長し、1年で人の背丈をゆうに超える大きさになりました。一房に200本ほど実っているバナナを、國澤さんは十数本ずつの束に切り分けていきます。

(Q.実の出来具合はどうですか?)
(國澤さん)
「最高ですね。なかなか実が詰まって、いいやつが収穫できています」

収穫した直後は、緑色。3日ほど熟成させると、よく見るバナナの色に変わるということです。2025年の収穫の見込みはおよそ2万本、2トンほどです。

収穫したバナナは、高知県香美市の龍河洞にあるカフェ「BG HOPE」で味わうことができます。バナナを実のままいただけるだけでなく、バナナジュースでも!

(リポート 榎本優樹 アナウンサー)
「それではバナナジュースいただきます。口の中にふわっとバナナの上品な香りが広がります。バナナと牛乳のシンプルなドリンクなんですが、さっぱりとしていて、夏にピッタリのドリンクだと思います」

(國澤逸人さん)
「(バナナの収穫は)本当に初めてなので、現状では100点です。よりおいしく安心・安全なものをお届けできるように努力していきたいと思います。まごころ込めて栽培しましたので、ぜひみなさん食べてみてください。お願いします」

ちなみに國澤さん、ナスの収穫も、例年通り9月上旬から始めるということで、ナスとバナナの二刀流農家となります。