八雲製菓 石井勲​ 社長:
足は大丈夫?


従業員:
今もう大丈夫。


社長の石井勲さん(51)です。


石井勲​ 社長:
基本的に作り方は変わっていないですね。昔からの知識や技術を伝達しているっている役目が経験豊富な人にはある。


昔ながらのお菓子の品質維持には、長年の感覚が不可欠なのです。

甘納豆の豆を煮る現場では。


若手社員:
国産の方がけっこうやわらかい。


ベテラン社員:
外国産の方が固い。


若手社員:
皮が残っている感がする。

この日は豆の煮加減を指導。


種類やその日の気温などの気象条件に合わせて、少しずつ変えていく必要があるのです。


さらに、羊羹を開発している現場では・・・


ベテラン社員:
小豆のつぶつぶが見えるかんじにした方がいいかも。昔作った時は上はかんてんでちょっと小豆を入れたら見栄えがしたので。


経験を元にした的確なアドバイスが飛び交います。


30歳の若手社員:
年齢幅のある意見が聞けて、けっこうアイディアがいっぱいでてきたりして。もっと意見をきいて成功に近づけたい。