岩手県大船渡市の大規模山林火災で被災した養殖アワビを手がける水産会社に、新潟県の企業グループが寄付金を贈りました。

大船渡市三陸町綾里の元正榮北日本水産に寄付金を贈ったのは、新潟県上越市の自動車販売や学習塾経営などの企業でつくる大島グループです。

25日は大島誠代表が古川季宏社長に寄付金100万円を手渡しました。
世界的にも珍しい完全養殖での「三陸翡翠あわび」の生産に取り組んでいた会社は、2月に発生した大規模山林火災でおよそ250万個のアワビが死滅するなど、およそ5億円の被害を受けました。

寄付金は、グループ企業の一つでもある料亭がアワビを使っていたことが縁で贈られたもので、古川社長は、「以前のアワビを超えるものを作っていきたい」と意気込んでいました。