■男子ゴルフ ダンロップフェニックストーナメント 第1日(17日、宮崎県宮崎市 7042ヤード、パー71)

ダンロップフェニックストーナメントは17日に第1日目を迎え、前週に約3年ぶりの優勝を果たした石川遼は1イーグル、1バーディー、4ボギー、トータル1オーバーの62位タイで1日目を終えた。

石川は前日のインタビューで「先週は自分の名前が一番上にあったことが励みになり、前向きな気持ちになった」と約3年ぶりの優勝を噛みしめていた。自身初となる2週連続優勝へ向け10番からのスタートとなった石川。11番、12番を連続ボギーとすると15番では約1メートルのパーパットを外しここでもボギーと苦しい展開となった。

3オーバーと耐えるゴルフを続けていた石川は18番、560ヤードのパー5、残り約260ヤードの2打目をユーティリティーの3番で打つとグリーン手前の花道でワンバウンドしカップに寄っていった。あと数十センチでパー5を2打目で入れるアルバトロスというスーパーショットでイーグルを奪い前半を1オーバーで折り返した。

後半の1番では林からの2打目をピンそば約1メートルとバーディーチャンスにつけたが決められずスコアを伸ばせなかった。その後も6ホール連続パーと耐えた石川、パー4の8番では残り約130ヤードを9番アイアンでピンそばに寄せ、ようやく後半初バーディーを奪った。しかし、最終の9番をボギーとしてしまいトータル1オーバー。62位タイで1日目を終えた。

ラウンド後、18番のイーグルについて聞かれると「ラッキーでしたね、目の前に木が合ったんでそれは確実に越えてグリーン周りまで持っていきたいなという感じでしたね」と笑顔で語った。それでも1日目のスコアには「もっといい内容を目指したいなと、アプローチ寄らず、入らずみたいな感じでボギーというのがずっと続いたんでそこはどうにかしたいな」と自身初となる2週連続優勝へ向け2日目からの巻き返しを口にした。

現在1億3900万円で賞金王トップの比嘉一貴(27・フリー)は5バーディー3ボギーのトータル2アンダーで27位タイ。トップと約4000万円差の2位で逆転賞金王を狙う星野陸也(26・興和)は7バーディー2ボギーでトータル5アンダー、安定したゴルフで3位タイのスタートとなった。

【第1ラウンド 結果】
1位タイ -6 M.ペレイラ(27・チリ)
        佐藤大平(29・クリヤマホールディングス)
3位タイ -5 星野陸也(26・興和)
         岩﨑 亜久竜(24・フリー)
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27位タイ -2 比嘉一貴(27・フリー) 
44位タイ -1 蟬川泰果(21・東北福祉大学)
62位タイ +1 石川遼(31・CASIO)