虫などをつかまえ栄養を補う「食虫植物」の展示が高知市で行われています。子どもたちは不思議な生態に興味津々の様子でした。

「食虫植物展」は牧野植物園の夏休み恒例のイベントで、今回はおよそ50種類、130株以上が展示されています。食虫植物は栄養が少ない環境で吸い込んだり、特殊なフェロモンで惹き寄せ、液体の中に落とし込んだりして虫などを捕まえ、栄養を補います。このうち「ハエトリグサ」は、葉の内側にある「感覚毛(かんかくもう)」に虫が2回以上触れるとおよそ0.5秒の速さで挟み込んで捕まえます。今回の展示会では葉の一部分がサメの歯の形に似た「ハエトリグサ」の園芸品種も展示されていて、間近で不思議な生態を観察しながらメモをとる子どもたちの姿も見られました。

(高知市から)
「トゲトゲしてて、口みたいな形してる。自由研究に書こうかなと思って」

(牧野植物園 栽培技術課 丹羽誠一 企画監)
「『これで虫捕まえるの』『中にトカゲとかネズミとかも捕まえることができるの』とみなさん不思議がって興味持ってもらっています。牧野植物園の温室に来られて、食虫植物展ご覧になってください」

「食虫植物展」は牧野植物園で8月末まで開かれています。