来月退任する陸自トップの森下陸幕長が最後の定例会見を行い、自衛隊員の死亡事故が相次いだことなどを振り返り、「痛恨の極み」と語りました。
陸上自衛隊トップの森下泰臣陸幕長は東部方面総監などを歴任し、2023年3月から陸幕長として▼第7・第8地対艦ミサイル部隊や▼水上輸送群の新編などに取り組んできました。
しかし、着任直後には陸自のUH60Jヘリの墜落事故や自衛官候補生による発砲事案など、隊員の死亡事故が次いでいました。
森下泰臣 陸上幕僚長
「かけがえのない隊員を失う事故等が続きまして、非常に痛恨の極みでありまして、しっかりとした精強な陸上自衛隊を作る上で一番やってはいけないことを繰り返し起こしていたというのは非常に残念な結果であります」
森下陸幕長はきょう(24日)の会見で、時折、言葉を詰まらせながらこのように述べ、「再発防止策を徹底して、錬成訓練を繰り返すことによって、少しずつ改善できている」語りました。
そのうえで、自身の任期を振り返り「自分が為すべきことはすべて成し遂げた」としています。
人事の発令は8月1日で、後任には西部方面総監の荒井正芳陸将が起用されます。
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