飯野さんが胸骨圧迫をしている間、別の職員がAEDを取りに行き、男性が倒れて3分以内にはAEDを使用することができたといいます。
島根大学 飯野修二さん
「すぐに迷わず電気ショックのボタンを押して、さらにおいてから胸骨圧迫を開始したところ、『苦しい』ということで意識が回復したので、そこで皆で喜び合いました。
周りの職員も常に声をかけてくれて、うまく連携して大切な命を救うことができて、大変うれしく思っております」

実は飯野さん、去年12月に自宅で倒れた妻をAEDがなかったため亡くしていて、その分、「今度は同僚職員の命を助けることができた」と喜びはひとしおだったといいます。
倒れた職員は10日ほど入院しましたが、後遺症もなく元気に職場に戻っているということです。