高知県いの町の自動車教習所に勤務する技能検定員の男性が、6月に開かれた全国の自動車教習所の指導員が集まる研修大会で好成績を収めました。

好成績を収めたのは、いの町にある高知ニュードライバー学院の松岡祥平技能検定員です。

松岡さんは6月、全国の自動車教習所の指導員が集まる大会で、二輪の部・全国7位に入賞しました。

大会には、左右にバイクを傾けながらパイロンを交互にかわす「スラローム」という競技内容があります。松岡さんに、実演を通してその技を披露してもらいました。抜群の身のこなしでコーンをかわします。

コーンにぶつけたり、車体を地面にすったりした場合は減点の対象で、スピードも問われます。

また急カーブの曲線道路の走行では車体を傾け、速いスピードを維持したまま安定した運転で走り抜けていました。

▼松岡祥平 技能検定員
「(競技大会では)たくさんの方の応援もあり、運もあり、悪くない結果につながり安心しています。また、他の学校の指導員の走りも見られて、いい刺激となりましたので、当校の職員にもそういうことを感じてほしいと思いますので、今後の指導員全員の運転技術向上も図っていきたいと思います」

松岡さんによりますと、近年、若い世代の車離れで免許を取りに来る人が減ってきているといいますが、入校してくれた人には、常に高いレベルの走りを意識して指導していくと話していました。