再審で無罪が確定した袴田さんの弁護団は7月23日、無罪判決を受けて畝本直美検事総長が控訴を断念した際に発表した談話について、「袴田さんを犯人視し、名誉を毀損したもの」として、国に損害賠償を求める訴えを起こすと発表しました。
袴田巖さんは1966年、静岡県旧清水市(現・静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件で、一度は死刑が確定しましたが、2024年、再審=裁判のやり直しで無罪が確定しました。
畝本直美検事総長が無罪判決に対し控訴断念を発表した談話で、裁判所が捜査機関による証拠のねつ造を認めたことに「強い不満」があるなどとしていました。
この談話について袴田さんの弁護団は、「袴田さんを犯人視し、名誉を毀損したもの」として、国に損害賠償を求め8月18日に提訴すると発表しました。
また、袴田さんの弁護団は、無罪判決から1年となる2025年9月26日に、捜査機関による捜査の違法性などをめぐり、国と県に対する訴えも起こす方針です。
当初は、国と県に対する訴えも8月18日を予定していましたが、「議論を進めていく中で記録も大量で、なかなか詰められないところがあった」として期日を延期したということです。
いずれの損害賠償請求の訴訟も、刑事裁判で事務局長だった小川秀世弁護士が弁護団長を務めます。
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