日本製鉄は、北九州市の九州製鉄所八幡地区で高炉を休止し電炉を新設する計画について地元企業に説明しました。
23日午後、北九州市小倉北区で開かれた北九州商工会議所の総会には、地元の会員企業およそ100社が参加しました。
会場で日本製鉄は、2030年度上期末をめどに「戸畑第4高炉」を休止して、脱炭素に向けて6302億円を投資し、電炉を新設する計画などを改めて説明しました。

日本製鉄 九州製鉄所 中田昌宏 所長
「多くのCO2を出している、これを減らせないかというのが今回の大きなミッションです」

一方で、高炉の休止に伴い、社員と協力会社あわせておよそ1150人の雇用に影響が及ぶことが明らかになっています。
日本製鉄は、正社員およそ350人についてはグループ内での配置転換によって雇用を維持し、協力会社およそ800人は、今後、協力会社と協議するとしています。