中国のチベット自治区で建設が進む世界最大規模のダムをめぐり、河川の下流に位置するインドなどから懸念の声があがっていることについて、中国外務省は「下流に影響を及ぼすことはない」と主張しました。
19日、中国の李強首相はチベット自治区・ニンティを訪問し、水力発電ダムの建設を開始すると表明しました。
中国国営の新華社通信によりますと、ダムはチベット自治区を流れるヤルツァンポ川に建設され、建設費は日本円であわせて25兆円あまりにのぼるということです。
ロイター通信によりますと、このダムは世界最大の規模で、河川の下流にあるインドやバングラデシュは「下流の住民の生活に影響を与える可能性がある」と懸念を示しています。
これについて中国外務省の報道官は、23日の記者会見で次のように主張しました。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「ヤルツァンポ川の水力発電プロジェクトは、流域全体の防災・減災に貢献し、下流地域に悪影響を及ぼすことはない」
そのうえで、「今後も河川の下流に位置する国との協力を強化する」とインドやバングラデシュと意思疎通を続ける考えを示しました。
ダムは2030年代に完成する見通しです。
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