想像力を働かせて「継承」してほしい

これらの作品は、戦争を体験していない世代が、証言者と対話を重ね自分の想像と現実の違いに向き合いながら制作しました。

企画展の担当者は、記憶を一方的に受け取るのではなく、想像力を働かせながら共に作り上げていくことが継承の新しい形ではないかと話します。

平和のまちミュージアム 学芸員 水谷桃子さん
「継承を考えるときに戦争体験者とか被爆者とか大枠ではなくて、個人個人の一対一で向き合って対話を重ねるプロセスを経て継承というものが初めてできると思います。多様なイメージに彩られたこの作品たちの前に立ってご自身の想像力というのを働かせて作品に込められた思いや記憶というものを作品と対話しながらご自身で考えてほしいと思います」

この企画展は10月13日まで開かれ、期間中は制作者によるギャラリートークも行われます。