青森県弘前市にある「弘前高校」で70年以上続く伝統行事“弘高ねぷた”。23日の運行を前に、22日、制作が大詰めを迎え、生徒たちは真剣な表情で作業を行っていました。

弘前高校の生徒たちが急ピッチで作業を進める“弘高ねぷた”。
70年以上続く伝統行事で、毎年、1年生~3年生まで各クラスで人形ねぷたを制作します。

文化祭の初日に運行される、生徒たちにとって1年間の集大成となる行事で、作業は7月11日に始まりました。

23日に運行を迎えますが、短い期間で作り上げるため制作作業は毎年、追い込まれるのが恒例となっています。生徒たちは、放課後や休日を返上して制作を進め、運行日の午前中までの完成を目指しています。

特に3年生は最後の運行となるため、クラス全体のムードは日に日に高まり、本番に向けて作業も熱を帯びていました。

弘前高校 3年生
「一切妥協することなく、これが弘前高校のねぷただと胸を張って言えるようなねぷたを作りたいです」

「やっぱり年に1度だし、高校で3回しかないので、本当にみんな楽しみ。ねぷたが来たら夏来たなと思います」

「作る側として出るねぷたは最後なので、後悔のないように、みんなで声を出してがんばります」

“弘高ねぷた”は、23日の午後6時半に出陣し、親方町、上鞘師町、土手町など約2時間、街の中心街を練り歩きます。