登山者の危険な行為です。大雪山系の白雲岳(標高2230メートル)で一部の登山客が遭遇したクマに自ら近づいたうえ、スプレーを噴射する様子が目撃されました。
7月13日の大雪山系白雲岳の様子です。
標高2230メートルの頂上手前で登山者が撮影しました。
登山中、数百メートル先の登山道わきを歩くクマの姿を発見。
ほかの登山者らとクマが遠ざかるのを待っていると、そこに、自らクマに近づく別の登山者の男性が…

撮影した登山者
「何事もなければいいんだけど…まじで」

男性とクマの距離はどんどん縮まり20メートルほどに。

これだけでも危険な行為ですが、男性は…
撮影した登山者
「おい!おい!おい!おい!」
クマに向かって、クマ除けのスプレーを数回にわたって噴射しました。

さらに、別の登山者がクマと至近距離で写真を撮る様子も。

離れた場所にいた登山者らは、クマがこの場所から離れず危険だと判断し、登山を中止しました。

高山植物が花を咲かせる絶好の登山シーズン。
動画を撮影した登山者は「自らクマに近づいたり必要以上にクマを刺激したりする行為は、非常に危険なのでやめてほしい」と話しています。
