先月、東北・山形新幹線の新型車両が相次いで故障した問題で、JR東日本は故障の原因が特定できたとして、来月から通常通りのダイヤで運行を再開すると発表しました。

JR東日本はきょうの会見で、新型の新幹線「E8系」が相次いで故障した原因について、電力を供給する装置にある「半導体」とそれを制御する「基板」の組み合わせが不適切なものだったと明らかにしました。

不適切な組み合わせにより、想定よりも大きな電流が流れ装置が高温になったことと、気温の高さがあわさり、故障につながる誤動作が起きたということです。

JR東日本は、故障を防ぐ対策を講じたうえで、来月から取りやめていた山形新幹線の単独運転を順次再開させ、定期列車を通常通りのダイヤで運行するとしています。