続いては甲子園を目指す球児たちの熱い戦いです。
夏の高校野球岩手大会は22日、盛岡市のきたぎんボールパークで準決勝2試合が行われました。
決勝進出を決めてまた一歩甲子園に近づいたのはどのチームだったのでしょうか?
(記者リポート)
「甲子園まであと2つ。春王者・盛岡大附属と初のベスト4入りの盛岡誠桜の対戦です」
春に結果を残し夏も順当に勝ち上がったチーム同士の対戦となった準決勝の第1試合。試合が動いたのは3回でした。
盛岡大附属は、2アウト2塁の場面で打席には3番の松本。
センターへのタイムリーヒットで1点を先制します。
対する盛岡誠桜は4回、6番和嶋のヒットですぐさま同点に追いつきます。
しかし攻撃の手を緩めない盛岡大附属はその裏、1番坂本のタイムリースリーベースヒットなどで一挙3得点で勝ち越しに成功。
盛岡誠桜は7回に1点を返すも、反撃はここまで。
盛岡大附属が6対2で勝って決勝進出を決めました。
(盛岡大附属 坂本椿選手)
「決勝の舞台に進めるということで、あとは準備するだけだと思う。思いをひとつにして全員で戦っていきたい」
第2試合では2024年のこの大会の覇者で、2025年はノーシードから夏3連覇を目指す花巻東と、第2シードでベスト4唯一の公立校の久慈が対戦しました。
花巻東は2回に2アウト満塁のチャンスをつくると、9番今野のタイムリーヒットなどで4点を先制します。
3回にも3点を追加され、7点を追いかける久慈は4回に3点を返しますが、花巻東の勢いは止まりません。
その裏に打線がつながり7点を追加すると、5回の久慈の攻撃を無得点に封じた花巻東が5回コールド14対3で快勝です。
決勝は2年連続で盛岡大付属と花巻東の対戦となりました。
夏の高校野球岩手大会は23日は休養日で、決勝は24日午前10時から盛岡市のきたぎんボールパークで行われます。